10 月3 日(月)〜 7 日(金)の日程で、フランスのブレスト市において、独立行政法人情報通信研究機構、YRP 研究開発推進協会の共催による無線通信と移動通信に関する国際研究集会、第14 回国際移動通信シンポジウム( International Symposium on Wireless Personal Multimedia Communications : WPMC2011 )が開催されました。
本シンポジウムは「 YRP の国際連携策の一環として国際的な視野に立った研究集会を発足させたい」との考えから YRP の誕生とともに生まれ、 YRP の産学官連携国際交流の表看板として、 1998 年から毎年、世界各国において開催されています。
第14 回 WPMC は、YRPと研究交流の覚書(MoU)を調印しているメディア&ネットワークス・クラスターとテクノポール・ブレスト・イロワーゼがホスト機関となり、ブレスト市とテレコム・ブルターニュ大学のご協力を得て、ブレスト市中心部のコンベンション施設”Le Quartz”において開催されました。
また、今回のWPMC2011では、「モノのインターネットに向けた情報通信、ネットワーク、アプリケーション」をテーマに、「伝送技術」「ワイヤレスネットワーク」「アプリケーション/サービス」「システム/レギュレーション」の4つのトピックに関する論文募集が行われ、投稿論文数204 件、採択論文数149 件、総参加者数は 244 名(33カ国)となりました。
10月4日朝に開催されたオープニングセレモニーには、フランス側から、メディア&ネットワークス・クラスターのヴァンサン・マルカット社長、テクノポール・ブレスト・イロワーゼのマーク・ラベ社長が出席され、日本からもYRP研究開発推進協会の羽鳥光俊名誉会長が出席し、YRPを代表して挨拶を行いました。また10月5日夜には、全発表論文から選出された優秀論文の受賞披露宴が行われ、NICTを代表して門脇直人ワイヤレスネットワーク所長が挨拶されました。
次回、第15回WPMCは台湾・台北市で、2012年9月24〜27日の日程で開催される予定です。