総務省表敬訪問・開講式
本研修は、アジア・太平洋電気通信共同体(APT)が加盟各国におけるICT人材の育成を目的として日本の特別拠出金(ECB-J)で行うもので、YRPはAPTの賛助加盟員となった2000年度から毎年この研修を実施しています。19回目となった今回の研修には、アフガニスタン、バングラデシュ、ブータン、香港、イラン、ラオス、マレーシア、モンゴル、ミャンマー、サモア、タイ、ツバルの計11か国・1地域から、通信主管庁・キャリア等に所属する合計13名の方々が参加されました(バングラデシュからは1名分相当の参加費用を所属機関が負担する形で2名が参加。APTからの参加費給費対象地域に該当しない香港からの研修生は所属機関の費用負担により参加)。
研修では総務省、ARIB及びYRP研究開発推進協会の会員機関により、5G、IoT、ITSを中心とした研究開発動向や国際標準化活動等、幅広い内容の講義が、施設見学や企業訪問を交えて行われました。また、研修員が自国の情報通信状況について紹介するカントリー・レポート・プレゼンテーションにおいては、日本側の参加者との間で活発な意見交換が行わました。
講義・カントリーレポートプレゼンテーション・デモ体験の様子
今年度の研修生もまた一段と熱意のある方が多く、講義・デモ見学に際しては、頻繁に質問が上がるなど関心の高さを窺わせていました。最終日の修了式においては、研修生からは、「自国ではまだ見ることができない5Gの利活用に関するデモを数多く見ることができ、5Gについての具体的なイメージをつかむことができた」等の感想が寄せられ、5G以外にも、4G、IOT、ITS等の多種多様なテーマが盛り込まれた今回の研修内容に高い評価が寄せられました。改めて本研修の実施に際しご協力を賜りました講師・関係者の皆様に厚く御礼申し上げます。
修了式での集合写真