第17回 国際移動通信シンポジウム(WPMC2014)開催報告

 2014年9月7日(日)~10日(水)、オーストラリア・シドニー市において、独立行政法人情報通信研究機構(NICT)とYRP研究開発推進協会(YRP協会)との共催、オーストラリア連邦科学産業研究機構(CSIRO)とマッコーリー大学等の協力により、第17回国際移動通信シンポジウム(WPMC2014)が開催されました。

 “Orchestrating Wireless Personal Multimedia Communications”(無線パーソナルマルチメディア通信のオーケストレーション)のテーマの下、WPMC2014実行委員長のイアン・オッパーマン教授の開会挨拶で始まった8日(月)のオープニング・プレナリーでは、NICT富田二三彦理事とYRP協会羽鳥光俊名誉会長による主催者挨拶が行われ、引き続き、在シドニー日本国総領事館大塚恵理領事によるご来賓挨拶として、”The Future of Radio Wave”と題したプレゼンテーションが行われました。その後に予定されていたニュー・サウス・ウェールズ州政府チーフ・サイエンティスト・エンジニアのメアリー・オケイン教授によるご挨拶は、急なご都合により同教授が欠席を余儀なくされたことから、オッパーマン実行委員長が、学会の成功を祈念する旨の同教授のメッセージを代読する形となりましたが、最後に、WPMC Co-Chairを代表してYRP協会大森慎吾副会長が挨拶を行い、WPMC2014の開幕となりました。

 引き続き、同会場では基調講演が、また、午後からは同フロアーの3会場において各テーマ別のセッションが行われ、各研究者による論文発表、質疑応答が続きました。今回のWPMC2014への論文投稿総数は184件で、内135件が採択されるという高い採択率となりましたが、テクニカル・プログラム・コミッティー(TPC)による総評によりますと論文の質も同様に高かったとのことです。基調講演も8件、招待講演も5件が行われ、参加者総数は24カ国から190名となりました。

  期間中、9日(火)の夜には、アワード・バンケットが開催され、TPCメンバーの審査により選出された「Best Paper Awards」「Best Student Paper Awards」「Student Travel Grant Awards」の受賞論文各3件が発表され、授賞式が行われました。また、同バンケットでは、日本側から現地側の運営委員関係者に謝意を表する場が設けられ、欧米、アジア等を包含した国際連携の交流の場にふさわしく、会場は終始和やかな雰囲気に包まれました。

 次年度、WPMC2015はインド ハイデラバードで開催される予定です。

 

WPMC2014概要

日 程    2014年9月7日(日)~10日(水)
場 所    オーストラリア・シドニー市
主 催    独立行政法人情報通信研究機構(NICT) YRP研究開発推進協会
協 力    オーストラリア連邦科学産業研究機構 (Commonwealth Scientific and Industrial Research Organisation: CSIRO)
       マッコーリー大学(Macquarie University)
テーマ    “Orchestrating Wireless Personal Multimedia Communications”
      「無線パーソナルマルチメディア通信のオーケストレーション」
参加者    24カ国から190名
投稿論文数  184件 (採択論文数 135件) 基調講演 8件  招待講演  5件

 

運営委員会

基調講演

 

WPMC Best Paper Awards

“Hybrid Spectrum Sharing in Cognitive Two-Way Relay Networks
Xing Zhang (Beijing University of Posts and Telecommunications, P.R. China)

“Field Experiment of Long-distance Broadband Communications in TV White Space Using IEEE 802.22 andIEEE 802.11af”
Kentaro Ishizu (NICT, Japan)

“Performance of Massive MIMO with Zero-Forcing Beamforming and Reduced Downlink Pilots”
Qiang He (Tsinghua University, P.R. China)

 

WPMC Best Student Paper Awards

“Group Sparsity in Dimensionality Reduction of Sparse Representation”
Yang Liu (Beijing University of Posts and Telecommunications, P.R. China)

“Automatic Tuning of Okumura-Hata Model on Railway Communications”
Ana Beire (Refer Telecom – Serviços de Telecomunicações and ISEL, Portugal)

“An Empirical Study on the Performance of a Spectrum Sensing Scheme for Cognitive Radio”
Mary Claire Barela (University of the Philippines - Diliman, Philippines)

 

 

Student Travel Grant Awards

“Realistic Performance Model for Vehicle-to-Infrastructure Communications”
Veronika Shivaldova (Vienna University of Technology, Austria)

“Users Coexistence Game Over Licensed and Unlicensed Bands”
Donghao Zhu (Beijing University of Posts and Telecommunications, P.R. China)

“Improved Error Performance of Variable PPM for Visible Light Communication”
Takashi Ozaki (Tokyo University of Science, Japan)

 

 


開会挨拶:WPMC2014 運営委員会委員長 イアン・オッパーマン教授

 


主催者挨拶:NICT富永二三彦理事(左)

YRP協会羽鳥光俊名誉会長(右)

 

 

 

 

 

 

 

 

 


来賓挨拶:在シドニー日本国総領事館 大塚恵理領事

 


Opening Plenaryと基調講演会場の様子

 


WPMC会場入口の様子

 

 


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